二硫化モリブデンの結晶体が、硬質皮膜の潤滑性を大幅に向上させました。摺動部に使用して、給油なしで耐えうる潤滑性があります。
アルミ材 | カシマコート処理 | 静摩擦係数 | 動摩擦係数 |
---|---|---|---|
A1050 | 30μm皮膜 | 0.20 | 0.17 |
ADC12 | 10μm皮膜 | 0.21 | 0.14 |
※相手材はS35C鋼球
アルミニウムには腐食しやすいという欠点があります。しかしカシマコート処理することで、従来のクロームメッキの4倍から5倍の耐食性が実現。塩水噴霧試験(5%35℃)でも、皮膜の厚さが50μm以上であれば、1000時間以上の耐食性がありますので、強い塩分にさらされるヨットのマスト部にも使用できます。
【耐食性】
【塩水噴霧試験結果の例】
アルミ材 | カシマコート処理 | 耐食時間 |
---|---|---|
A1050 | 30μm皮膜 | 1500H(OK) |
ADC12 | 15μm皮膜 | 500H(OK) |
通常の硬質酸化処理の電気絶縁性は1μm10V程度ですが、カシマコートなら絶縁破壊電圧が50%アップ。体積固有抵抗も一桁以上向上します。
また、加熱によるクラックも抑制。絶縁性が要求されるコンピュータ部品に最適です。
アルミニウムは軟らかいというイメージがありますが、カシマコートはHV400硬度に達しています。
耐摩耗試験でも、硬質クロームメッキの約3倍というデータがあります。従来スチールやステンの硬度が要求された部品に代わる新素材としても十分利用できます。
【回転摩擦係数】
ミヤキグループが誇る表面加工技術が、均一な皮膜をつくります。カシマコートの優れた特性として、ラッピング加工や仕上げ研磨等の後工程を加えて、製品精度を向上させることが可能です。
高精度が要求される部品でも安心してご使用いただけます。
アルミニウムの比重は鉄の3分の1。時代が要求する軽量化のニーズはアルミニウムの使用範囲を広げています。カシマコートなら、さらに利用分野が広がります。
合金材質、アルマイト皮膜、処理条件によってゴールド〜ブロンズ、黒色といった色合いになります。